2011年4月12日火曜日

優しさの意味

ご無沙汰してます。
いろんなことがありました。
想定していなかった地震・・・

度重なる余震で、とうとう自宅マンションの壁に大きな亀裂が入りました。

40型テレビも無残です。

いろいろなことがありました。

震災当日、真っ暗な中での一夜は車の中でした。
次の日も・・・

いたたまれなくなり、いつものガレージへ。
案の定、みんなのいつもの笑顔が見れて一安心。

それから、何度もここへ来ては持ち寄りで炊き出し。

また、仙台FCを思う秋田からは沢山の援助物資。

涙が出るほど、ありがたいことでした。

夢中になって炊き出しや、日々の食糧確保、物資の分配に明け暮れていたなか、
子どもたちが立ち止まらぬよう、仙台FCが動き始めました。

被災地へ、おんぼろマイクロバスでの物資運び、
そして、被害のあった地域をこの目で見る。
女川へは、物資を運んだ末に食糧供給の手伝い。

個々に思うものはあったはず。

しかし、今、自分に出来ること、しなくてはいけないことに目をつぶらず、
しっかりと受け止めることが出来たのはやはり代表の信念が全く揺るがなかったこと。
それが、子ども達にとって『安心』でもありました。

被災者は確かに同情を誘い、大きな力はありません。
しかし、だからといっていつまでも頼る心は捨てなければなりません。
少しでも早く『被災者』から抜け出さなくてはいけません。

物理的に『被災者』であっても、精神は被災してはいけないのです。

先日サッカーの遠征で神奈川に行ってきました。
震災後初めて東北から抜け出しました。

出遅れています。
東北は立ち止まっています。

周りは1歩も2歩も歩みを止めてはいませんでした。

神奈川合宿。
プレーがうまく出来ない選手に、『どんまい』は無用でした。
出来ない選手には、こうするほうがいい、こんな方法もある、こうしてほしい!
とアドバイスするほうが優しさでもありました。

『厳しくアドバイス』も優しさでした。

このチームはさらに力強く、前にすすむことができるでしょう。

今週末、新潟県のチームから遠征要請がありました。
ユース・ジュニアユースともに行ってまいります。

こんなときにと言う人もいると思いますが、
仙台FCは立ち止まりません!

ichigo

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