次の日もナノ’S達率いる「ブブゼーラ」の試合があった。
松島にある人工芝のフットボールセンター。
環境はサイコーだ。
道中、地震と津波の影響で通行止めや見るも無残な残骸を
通り抜け、5位を狙った戦いが始まった。
前の日のフリーキックがあったもんだから、
母としては期待度が高まる。
一緒に応援に来た父兄からも期待の言葉をかけられ、
母子共に上機嫌であった。
そして開始早々、ゴール近くでのボールの奪い合い。
どうなんだ?どうなってるんだ?
とつばを飲み込む。
スコーンと宙に舞ったセンタリング。
そう、前の日のフリーキックヒーローがはなったボールだった。
考えるまでもない。
そんな高いセンタリング、このチームの誰が届くというのであろうか。
愕然としたのも束の間、
そのままスーッと気持ちよく入ってしまった。
狙ったわけではない・・・いやいや狙ったのであろう。
昨日の今日だから。
気をよくした彼は勝利に貪欲になっていた。
相手のボールをスライディングで寸前にうばい、仲間につなげる。
仲間はサッと相手を交わし、ゴールに向かう。
こんなに一人一人が集中し白熱した試合は彼らとしては見たことがない。
君達のユースのお兄ちゃんたちはみんなはこんな試合ばかりしていたっけ。
これぞ仙台FCらしい試合。
だから結果が良くなくても見ごたえがあった。
君達ユースのお兄ちゃんの血を受け継いでいるね。
やっぱり仙台FCってすごいね。
・・・イエローさえなければ・・・
そう、黄色いカード。
スライディングの得意な彼は、最後に相手もなぎ倒し、
イエローをもらってしまったのでした。
がんばれ、落ち込むな。
この夏12泊の合宿が待ってるぜ!
ichigo
0 件のコメント:
コメントを投稿