2009年9月22日火曜日

お見舞い

昨日、一緒に役員をしている友達のお見舞いに行ってきた。
病院の夕飯前に顔出すつもりでだったので定時であがり、他の役員友達を
迎えに行き、花屋に寄った。

友達は2年程前に乳がんと診断され、以後経過をみていた。
良性だったのだが、今回急激にしこりが大きくなり悪性に変化した。
夏頃、一度しこりだけを取り除いたが周辺の細胞も取らなくてはならなく
なり今回またさらに切ることになったための入院だった。

思ったより元気でいつもの調子っぷりで会話が弾む。

全くガン患者には見えなかった。
(見えなかったというか私の知っているガン患者はげっそりやせ細り起き
上がるのもたいへんな息絶え絶えのイメージだったからだ。TVの影
響である。)
弾丸のようにしゃべりまくる彼女を見て切なくもなった。

人に自分の症状を話すことで安心感を求めているのがよくわかる。私も怪
我で1ヶ月入院していた時がそうだったからだ。
夜、ひとりになると本当に治るのだろうかと急に不安という物体に押しつぶされそう
になるのだ。

私は骨折の影響で神経を損傷し左肩から指先まで麻痺、全く感覚もなく動
かなくなったのを2年間のリハビリで今のように動かせるようになっ
た。いまでも疲れたり寒くなるとドンと重たく痺れる後遺症はあるのだ
が。

彼女はこれからリンパの検査を受け、必要ならば放射線治療や抗がん剤治療を受けるそう
だ。
副作用が女性には辛いだろう。
それなのに明るく話すことで安心感を得られるのであれば、いくらでもお
しゃべりに付き合うよと心の中で彼女に言って帰路に付いた。


ichigo

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